高槻市の南部に、芝生町(しぼちょう)という町があります。
おそらく、昔は「しぼう」と呼んでいたものを、しぼうは死亡に繋がるので読み方を改めたものではないかと思います。ということを、No.460 追分公園の回に学びました。
また「しぼう」地名について、松永美吉『民俗地名語彙事典』には、”一般に芝、柴のある所が通説になっている。昔は川が運んで来る肥沃な土をシバッチと呼び、堆積地をシバまたはシボーと呼称したようだ。河川に関する地名だから、浸水被害はつきものである。” とあります。言われてみれば、No.460も大岡川下流の低地にありました。
そんな芝生町にある芝生公園。府営団地の一角を占めています。
園名板は、メタリック&英語入で、少し気取っています。
園内は一面の土の広場で、外周部にパーゴラやトイレ、高木植栽などを集めるスタイルです。
すなわち、芝生(しばふ)はまったくありません。
実際に座っている方が大勢いたので写真はないのですが、パーゴラの下の作り付けのベンチだけでなく、木陰には持ち込みのイスがたくさん置かれていて、ご近所の皆さんの集いの場になっているようです。
ここで遊んでいると「しぼう遊戯」だなぁと思った芝生公園でした。
(2023年4月訪問)
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