西宮市街地の北部、甲山の麓に、室町時代に遡る歴史を持つとされる溜池・ニテコ池があります。この池の南東側の丘陵は、戦国時代に付近を治めていた瓦林氏が築き、後に三好長慶が居城とした越水城(こしみずじょう)の跡地とされ、城山町という町名もあります。
そんな2つの歴史ある地名を採った城山ニテコ公園ですが、公園そのものは隣に建つマンションの開発に伴って作られたと思われる狭小公園です。
マンションの裏鬼門(南西角)をわずかに削ってつくられた150平米ほどの敷地です。
西側からは、地上部と段差があるうえに細い階段しかないので、少し入りにくい印象を受けます。
園内は、ベンチが2基と、手洗い水栓だけ。
座って休むことしかできない割には、ベンチ前のスペースが狭いので、あまり居心地が良いとは言えません。
混み合った街なかならこれくらいの規模でも憩いの空間になるのですが、ここの場合はすぐ横に大きな池があって、周りのまちにゆとりがあるので、狭小公園では埋もれてしまうように感じます。
池の畔(から道一本挟んだところ)の城山ニテコ公園でした。
(2023年4月訪問)
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