No.3439 山手台中央公園から幹線緑道を歩いて約500メートル、標高にして約60メートル上昇したあたりに、山手台北公園があります。
丘の突先の南側の斜面地と頂上が公園になっており、緑道側からは、大きな公園門を潜り、急な階段を登って園内中心部にたどり着くことになります。
ただ実際は、下から見上げた階段で一直線に頂上まで行くことはできず、途中で枝分かれしたり回り込んだりしながら向かうことになります。
階段が無いところは、こんな感じ。奈良の若草山のように芝生に覆われた斜面地が広がります。
南向きの斜面地は、陽あたりは良い反面、乾燥しすぎ、風当たりが強すぎなどの条件になることもあって、植物には意外に負担になります。このためか、植えられた苗木がまったく育っていない一画もありました。
全部が斜面地だと、できることが限られるので、ところどころに平場も造成されています。
ちょっと座って休んだり、お弁当を広げたりするには、こちらの方が便利でしょう。
階段ばかりではなくスロープも設けられていますが、これだけで山裾から登ってくることは不可能で、山頂のフラットな付近からちょっと下りてきたり、公園外から公園外へ等高線を巻くように通り抜ける仕立てになっています。
頂上の円形広場。園内で、この広場の周りだけがフラットで、グルリと園路に囲まれています。
公園の外をぐるっと回り込む車道が通っているので、ずっと歩いて登ってきたのに頂上の周りはまた住宅地です。
視点場を変えて広場越しに南の方を見ると、住宅が入らなくなって遠くの山並みだけになるので、どこかの山の頂上のような風景にも見えます。
でも丘の上にあたる山手台5丁目の住宅地からは坂道もなく入ってこられる場所なので、子供向けの滑り台も置かれています。
眺めが美しい山手台北公園でした。
(2023年2月訪問)
0 件のコメント:
コメントを投稿