宝塚市東部の雲雀丘(ひばりがおか)地区は、大正時代から南向きの山麓地形を活かした郊外住宅地として開発され、今も落ち着いた住宅地として知られています。
そんな雲雀丘にある雲雀丘公園は、駅前からずっと急な坂道が続く住宅地の中でも、比較的標高が低い場所にある小公園です。
ちなみに下写真の右側が公園。まだまだ続く坂道の、下の方にある雰囲気は伝わるでしょうか。
少し回り込んで、坂の上から園内を眺めると、整った形状の敷地に、遊具や植栽をコンパクトに詰め込んだ様子が見て取れます。
施設は滑り台、ブランコ、パーゴラ付き砂場などの遊具ばかりですが、中でも目につくのは、こちらの2連ブランコ。
ブランコそのものはよくあるものですが、周りの安全柵が植栽に飲み込まれているところが気になります。
これは、かなりの量の花壇や樹木植栽を、後から足しているのではないでしょうか。
通常のブランコ周りにはまずつけない白いネットフェンスも、安全柵ではなく植物を絡ませるために設置しているように見えます。
花や緑に包まれて楽しくブランコ遊びができる、と言えばそうなのですが、もの同士の距離が近すぎて安全面では不安がある構造・配置なので、そう遠くない時期に改修されるかも知れません。
あとは砂場も少し特徴的な仕立てで、四角い砂場の全体にパーゴラが架かっており、フジなどを絡ませようと頑張った跡が残っています。
でも子供たちが周りを踏んづける場所では、あまり育たなかったようです。こここそ、花壇を仕立てで囲って育てれば良かったのに、と思います。
前2つの遊具に比べると、滑り台は普通ですね。
坂の途中で個性的な姿を見せる雲雀丘公園でした。
(2023年2月訪問)
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