3408/1000 東陽公園(東京都江東区)

2023/08/28

学校公園 関東大震災復興 江東区 山遊具 身近な公園 東京都

t f B! P L

今年2023年は、1923年(大正12年)に関東大震災が起きてから100年に当たります。
本ブログでは、関東大震災からの復興事業で作られた小公園には”関東大震災復興”というラベルを付けていますが、江東区に行ったついでに、久しぶりに幾つかを訪ねました。

まずはじめは、東京メトロ・東陽町駅のすぐ西にある東陽公園です。

ただ、この公園の話をする時は、震災復興小公園というテーマよりも先に、巨大な石の山遊具に触れざるを得ません。実際はそこまででは無いのですが、存在感でいうと公園の1/4くらいを占めている山遊具は、4方向に羽根を伸ばし、うち2方向が滑り台、2方向がガケ登りになっています。

2つあるうちの東向きの滑り台。出だしから急で、下まで一気に落ちるような角度になっています。一番下の減速部も短いので、かなりのスリルが味わえることでしょう。

真横から見ると、さらに角度が際立ちます。

それに比べると、西向きの滑り台は出だしはやや急ですが、減速部が長く取られているので安心感があります。

北と南とにあるガケ登りは、形状はだいたい同じで、ホールドになる石や鎹の配列で難易度を変えています。ホールドが多くて登りやすいのは北側。

ホールドなしのツルツル面が広く取られて、難易度高めなのが南側です。

そのほかに普通サイズの滑り台やブランコ、揺れる動物遊具、大人向けの健康器具などもありますが、石の山遊具の存在感に、かなり負けている感じです。
とは言え、巨大な山には登れない小さい子たちも遊びに来るので、このサイズのものも必要なのですが。

震災復興小公園としての特徴は、北側にある東陽小学校と繋がっていること、少し小高くなったパーゴラが置かれていることなどが見られるのですが、おそらく昭和中期ぐらいに公園では石の山遊具を整備するなどの大改造、学校では校舎建て替えやプール建設などが行なわれたと見受けられ、原型からするとかなり崩れているような気がします。

パーゴラも、よく残っている公園と比べるとかなり現代的なので、まるっきり作り変えられているかも知れません。

ということで、震災復興よりも滑り台が印象に残った東陽公園でした。

(2023年4月訪問)

ブログ内検索 Search

アーカイブ Archive

地図 Map

問い合わせ Contact

名前

メール *

メッセージ *

Facebook Page

QooQ