尼崎市西部の大島地区は、平安時代の史料にも「大島荘」として登場する歴史を持つ地区ですが、ここの氏神様が大島神社です。
そして、この大島神社の目の前というか、参道両脇の、ちょっと前までは境内の一部だったと思われるところを公園としたのが東大島公園です。
社殿に向かって右側には、滑り台、4連ブランコ、鉄棒などが並ぶ広場。
小学生たちが走り回れるくらいの広さがあり、トイレも設置されています。
遊具は、一般的によくあるタイプのものばかり。
1ハシゴ2滑り部のダブル滑り台も、尼崎市ではよく採用されているタイプのものです。
一方、社殿に向かって左側は、どちらかと言えば幼児向けのスペース。ケヤキなどの大木もあって、木陰でゆったりしながら遊べる仕立てになっています。
モノは古いですが、パーゴラにはフジがしっかりと絡んで花を咲かせていました。
遊具は幼児向けの複合遊具が1基と、砂場があります。
デッキ部分の壁は、車を走らせて遊べるパネルになっています。
わが家は森の中の一軒家。庭でテリアを飼っています。
砂場にはウサギとカメ、向こうを向いたゾウの遊具もあります。
ところで、ウサギと言えば尼崎市の道端でよく見かける、ウサギの耳のようなものが出っ張った石造物。この公園の周りでもいくつか見つけました。これは脱穀などの作業に用いられた唐臼、踏み臼などと呼ばれる天秤式の臼の支点部分で、耳の頂部に切られた溝に横棒を載せて、長い杵を足で踏んで動かすためのものです。
実際に稼働しているところの写真がないので、美濃加茂市のみのかも市民ミュージアムで紹介されている画像のリンクでご覧ください。ちょうど子供が載っかっている部分を支えているものです。
農地がなくなり、住宅は建て替えられる中で、石だけは第二の人生を歩んでいます。
周りの町は姿を変えても、お社とともに地域の皆さんを見守り続ける東大島公園でした。
(2023年4月訪問)
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