南の口公園は尼崎大庄にあって、敷地約7,500平米と、街区公園としては広めの公園です。
元々は、南半分には市民プールがあり、老朽化で閉鎖されたあとも建物だけ残っていたのですが、2022年(令和4年)に解体されて広場になりました。
プールがあってもなくても、公園のシンボルはタコの滑り台。周りを専用の砂場と柵とに囲まれて、逃げ出さないようになっています。
タコ滑り台の周りには、海の仲間のコンクリート製遊具が置かれることが多いのですが、ここはニョキニョキした円柱状の物件ばかりです。あえて言えば、イソギンチャク風でしょうか。
訪れたのは雨降る日だったので、遊ぶ子供はなく、鳩が雨宿りをしているだけでした。
砂場の外側は、舗装面がグルリと一周しています。おそらくはローラースケート場と思われますが、この日は大きな水溜まりになっていました。
タコ滑り台から円形の大きなパーゴラを挟んで西側にも、たくさんの遊具が設置されています。
滑り台、ジャングルジム的複合遊具、4連ブランコ+2連ブランコ等々、こちら側だけでも並の街区公園を上回る数の遊具があります。
プールがあった頃は、夏休みになればこの公園だけで1日過ごせたのではないでしょうか。
4連の横に2連を継ぎ足したようなブランコからも、往年の子供達からの人気っぷりがうかがい知れます。
中でも、このジャングルジムに展望台のようなものが複合した遊具が良いですね。極端に変わったパーツはないのですが、組み合わせによって遊びの多様さを生み出しています。
ハシゴ、棒、チェーン等々、デッキの上まで色々な登り方ができます。
この軟体動物的滑り台も、ブログ作者が好きな遊具の一つです。比較的コンパクトなサイズながら、3本の滑り部があります。
頂上まで行って眺めてみても、どこから滑り出せばどこに出るのかがわからない感じが良いのです。
いかにも「螺旋階段!」という形のパーツも、非日常な雰囲気がして好きですね。
そして最後は、元プールがあった広場。いまは何もない土敷きの大広場として、いつかの再整備を待っている状態です。
次は晴れた日の賑わいを訪ねてみたい南の口公園でした。
(2023年3月訪問)
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