八雲北第2公園は、守口市八雲北町の住宅地の中にある小公園です。
かなりガタガタした感じの敷地形状で隣接する住宅も多いのですが、花壇や植栽地などの緑化スペースが多く取られており、これが周辺との調和に役立っています。
上写真の出入口から入っていくと、園路の右手の方にパーゴラがあってその先に草芝敷きの広場、左手の方に遊具コーナーがあり、その2ブロックを囲むように変形8の字型に園路が通っています。
広場は、それほど広くもないですが、小学生がサッカー遊びをするくらいなら充分なサイズです。
遊具コーナーは広場よりも一回り小さいスペースですが、小ぶりな複合遊具とブランコがあり、広場とは気分を変えて遊ぶことができます。
滑り台と雲梯の複合遊具は「高学年には人気がないかなぁ」くらいのサイズです。
逆にブランコは、必要以上にがっしりしたシルエットのものです。と言っても2連ですが。
ところで、付近では縄文時代~近世に至る複合遺跡である「八雲遺跡」が見つかっており、縄文時代の製塩土器、弥生時代の石製装身具、東大寺の刻印入り瓦、近世のくらわんか茶碗等々が見つかっています。
ところが、現地には園名板と兼用の解説板があり、「人面墨描土器:奈良時代に、壺のどう部分に人の顔を描き疫病神を払う、まじないに使用した土器」とだけ書かれています。
わざわざこの出土品だけをピックアップしているのは、この公園の工事中に墨描土器が見つかったからなのでしょうか。それとも描かれていた顔が面白かったから?
いまは「とびだしちゅうい!」の貼り紙がされているあたりに、何かが取り付けられていたボルトの跡があるので、そこに秘密が隠されているようにも思うのですが...
最後に少しだけ謎が残った八雲北第2公園でした。
(2022年8月訪問)
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