沖縄で琉球王国の時代から続く神社8社をまとめて「琉球八社」と呼びます。そのうちの一つが那覇市安里にあるのですが、この付近は沖縄戦の激戦地だったので、昔からずっとこの場所に祀られているのかはよく知りません。
で、その安里八幡宮へと通じる坂道の途中に、はちまんむい公園があります。“むい”は沖縄では森のことなので、すなわち八幡森公園。
ちなみに安里八幡宮の境内にも滑り台やジャングルジムなどの遊具があるのですが、これはおそらく保育園のものだろうと思います。
さて本題のはちまんむい公園。坂道から右手(東)を向くと、一台だけのバリアフリー駐車場があって、その奥に遊具が見えています。
遊具は、滑り台が2本付いた複合遊具と、2連ブランコ。ブランコ2連のうちの1つは乳幼児向けのバケット式になっています。
まだ開園から間もない時期に訪ねたこともあって、芝草もまったく剥がれておらず、きれいなものです。
ただ、この遊具コーナーは公園のメイン空間ではなく、下写真右手のモジャモジャした丘の上がメインの広場になっています。
高低差は約4メートルなのですが、間のガケは急峻で、バリアフリー対応のスロープでグルーっと150メートルくらい回り込まないと広場にはたどり着きません。
トボトボと歩いてやってきました。不整形ですが直径にすれば50メートルほどある草芝敷き広場で、周りをグルっとウォーキング用の園路が巡っています。
禁止事項は知りませんが、直近に家が少ないので、少しくらいならサッカーをしても怒られないくらいの広さです。
写真の都合で150メートル地点を掲載していますが、園路一周は175メートル。それほど長い距離ではありませんが、那覇の市街地は歩道が狭く安心して歩ける場所が少なめなので、こういうところを歩けるのは気持ちが良いですね。
欲を言えば広場への出入口がもっとわかりやすく、町のあちこちからアプローチできるとなお良かったのですが。
園路沿いには健康器具やパーゴラなどもあり、いろいろな運動を楽しみ、疲れたら休憩することができます。
ただ、樹木はまだ小さく、木陰がまったくないので、使う時間帯を選ぶかも知れません。
少し不思議な形のトイレ兼倉庫もありますが、那覇の公園で少し不思議な形の建築を見ることは多いので、いまさら驚くことはありません。
那覇新都心のタワーマンションに見下されるはちまんむい公園でした。
(2022年10月訪問)
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