西浦畑公園は、左京区一乗寺の住宅地の中にある小公園です。
いまは住宅地ですが、50年ほど前までは一乗寺の西の方で家の裏に畑が多かったのかも知れません。
横を流れる少し水量が多い排水路のように見えるのが一乗寺川。こんなのですが、一乗寺山の方から流れてくる立派な自然河川です。
集水域もそこそこ広いので、周りが市街化した中では、大雨の時の洪水が心配になる細さです。
さて園内ですが、長方形をした敷地の中1/3ほどのところにパーゴラを置いて、少し狭い東側が遊具コーナー、西側が土敷きの広場になっています。遊具コーナーには滑り台やブランコもあるのですが、一番目立っているのは、砂場の中に置かれたプレーウォールです。
2つのパーツに分かれていますが、登ってよし、潜ってよし、転がってよし。
やや高さのある部分もあって、幼児から小学生まで楽しめます。
とくに、この傾斜部の形に心惹かれます。
トイレで水を汲んできて流してみたり、そこに砂でダムを作って堰き止めたり、ドッジボールを転がしてみたり、時には下から駆け上がってみたりと、傾斜部に縁が付いただけで、色々な遊び方が思いつきます。
その他には、京都市伝統の石の滑り台、2連ブランコ、シーソー、揺れる動物遊具などがありました。
京都市内のシーソーは、このように片側一人乗りで、座るところだけ少し幅を狭くした板が使われています。
そこまで気を使わなくても良いような気もするし、全体を細い板にすれば加工の手間が省けるようにも思うのですが、そういう細かいところの造作に気を配るのが、京都の伝統っぽいようにも感じます。
そして、こちらが西側の広場スペース。やや背が高いフェンスに囲まれてボール遊びができる仕様になっているのですが、広場内に何本かの樹が大きく育っており、全面を使うことは微妙にやりづらくなっています。
でもまぁ土ばっかりというのも殺風景ですから、これくらいの方がよく、子供は樹の間を縫ってボールを追いかけているのではないかと思う西浦畑公園でした。
(2022年10月訪問)
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