宮西公園は、JR西明石駅から東へ300メートルほど離れたところにある小公園です。
正方形に近い整った形をした5,000平米ほどの敷地で、地区公民館も併設されており、近隣には住宅も商店もあるなど、使いやすく人気の公園になるはずの要素が満載なのですが、それよりも謎の土盛りが気になってしまいます。
このプラタナス並木の左手に見えているのがそれなのですが、土盛りと呼ぶにはしっかりしており、お城の石垣のようになっています。
高さは大人の背丈ほどあって、園内をバッサリと分断するように配置されています。そして、土堤のようにまっすぐというわけでもなく、所々で意味ありげに角が折れているところも不思議です。
広場に行くための切通しのような通路部分で、土盛りの幅と形状がわかります。幅は10メートル近く、両側が石垣なわけではなく、広場側では地面の高さに擦りついています。
土盛りの上にそこそこ大きな樹木もあるので、河川の自然堤防や溜池の堤など公園整備前の地形を活かしたもののようにも思うのですが、公園の周りにはその名残のようなものが見当たらないため、けっきょく何なのかわかりませんでした。
土盛りのことばかりから始まってしまいましたが、ちゃんと遊具コーナーや休憩所などもあって、まちの身近な公園として必要なものは揃っています。
でもよく見ると、休憩所の地盤も、周りからは数十センチほど高くなっています。これも何か理由があるのかも。
デコボコのことばかりが気になってしまった宮西公園でした。
(2022年9月訪問)
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