神戸市垂水区の舞子台は、古来より景勝地として知られた舞子海岸の後背に連なる丘陵地を住宅開発した時につけられた町名で、その一角の斜面地に舞子台町公園があります。
「舞子台町」という公園名が町名とも旧字とも異なるところが謎なのですが、この近くにはNo.2959 尼谷公園で登場した「バス停名の書き間違えで付いた疑惑」の地名もあるので、名称に関してなにかとルーズな開発が行なわれたものかと納得させます。
宅地造成によってガケ地の上下に住宅をつくり、残ったガケ地を公園にするスタイルは、尼谷公園にも共通するものです。
ガケ上の出入口からは園内の様子がまったくわからず、少し進んでも九十九折の園路の先がどうなっているのか見えてきません。
しばらく進むと園路の折り返しのところがビローンと長くなり、水平道のようになっていました。先の方に遊具が見えるので行ってみます。
すると行き止まりのところに、2連ブランコが1つだけ設置されていました。こちらにも住宅地が隣接してはいるのですが、公園への出入口はないので行き止まりのブランコです。
ここまで歩いてきて知らない子がブランコを使っていたら、すごく気まずいですね。それも2つとも埋まっていたらまだしも、1つだけ空いていたら、遊ぶべきか引き返すべきか、ちょっと迷うことでしょう。
もう少し九十九折を下りていくと、やっと少しだけまとまった平場が登場して、縦に長い複合遊具が置かれていました。
敷地の都合はわかりますが、雲梯からネット遊具、滑り台までが一直線に繋がっていて、遊び方に迷います。
雲梯で遊びたいだけの子が遠慮がちになってしまうので、もう少し離してあげたいように思います。
遊具を使った遊びよりも、かくれんぼや虫取りに向いているように思う舞子台町公園でした。
(2022年7月訪問)
そらがあおいなぁ
返信削除訪れたのが7月なので、空は青く、緑は濃く、暑いことさえ除けば公園が気持ちの良い時期です
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