3034/1000 浜工業公園(大阪府岸和田市)

2022/06/24

スポーツ向けの公園 タコ滑り台 岸和田市 大きな公園 大阪府 飛行機ジャングルジム

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大阪府南部の岸和田市では、1970年代に海岸を埋め立てて新しい漁港や流通団地、産業道路などが作られました。この埋立地の旧市街地側の広い範囲が都市公園である浜工業公園と一体的な港湾緑地とをあわせた公園になっているのですが、一般的にはまとめて浜工業公園と呼ばれており、交通量の多い道路や流通団地と旧市街地の緩衝帯、また市街地に不足するスポーツや遊びの場として使われています。

国土地理院の「地図・空中写真閲覧サービス」で1979年(昭和54年)の写真(整理番号:CKK794/コース番号:C3/写真番号:3/撮影年月日:1979/11/30)を見ると、埋め立て後の白っぽい土地に、野球場などの輪郭が見えています。

いまも旧市街地との間には、埋め立て前の堤防と思われるコンクリート構造物がずっと続いています。

さて園内。広いしスポーツ施設が多いしで、本ブログとしては記事にしづらいタイプの公園ですので、かいつまんで。

まず取り上げやすいのは、タコ滑り台と海の仲間たち。
広々とした公園なので滑り台周りの砂場も広く、今までに見たことがないくらい多数の仲間たちが集まってきています。

ただ、「カニはピンク色、ヤドカリは茶色、クラゲは青色」などと色が決まっているので、形×色でもう少しバリエーションがあると良かったように思います。

タコ滑り台そのものも大きいのですが、広々とした中に置かれているので、写真にすると今ひとつ際立ちません。

背中は、かすがい式のラダーで登るようになっています。

タコ滑り台から100メートルほど離れたところにガケ滑り台もあるのですが、比べるとタコの方が人気だろうなと思います。

ほかの遊具が周りになく、ガケ滑り台だけが孤立したようになっているところがマイナスポイントです。

タコ滑り台があるところから南へ行くと、トレーニング室などが入った臨海会館があり、この周りが野球場(球技広場)やテニスコートなどスポーツ施設の集合地帯になっています。

岸和田市出身の清原和博さんも、少年時代にはここでプレーしたのでしょうか。

じつは公園の南端部分は岸和田市ではなく、隣の貝塚市域に含まれるのですが、その一歩手前のギリギリ岸和田市のところに、小さな遊具コーナーがあります。
ここのシンボルは、飛行機型のジャングルジム。形からしてT字尾翼とリアエンジンを持つ小型ジェット機のようです。

飛行機型のジャングルジムに滑り台が付いている場合、後ろ向きに出ていくことが多いのですが、ここは前に向かっています。

特徴的な形をしたT型尾翼は頂上まで行くとかなりの高さですが、雲梯になっているので、ここにぶら下がったりよじ登ったりして遊んで良いようです。

操縦席には、横から乗り込みます。

乗務員と運行の安全を守るため、客席側から操縦席に入ることはできません。これならハイジャックも撃退です。

そこから貝塚市域に入ると、やたらと多くの歌碑が並ぶ芝生広場がありますが、多すぎて追いかけることは断念しました。

工業の香りはそれほど感じない浜工業公園でした。

(2022年6月訪問)

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