神戸市垂水区を流れる福田川東岸の河岸段丘を、No.2964 這上公園などのある急坂を登って段丘上に出ると、そこには海に向かって眺望の開けた東垂水展望公園がありました。
道路で公園敷地は二分されており、左手が崖直上の展望スポット、右手が遊びなどに使える本体部分になっています。
まずは展望公園の肝になる展望スポットから。河岸段丘を登ってきたはずなのですが、ここはもう海岸段丘になっているので、大阪湾~淡路島~明石海峡の方向へ広々として気持ちの良い景色が楽しめます。
もう少し柵に近づいて下を眺めると、手前の方に山陽電鉄、JR、国道2号線が狭い範囲にギュッと通されています。
常緑樹がこんもりとしているところから先は昭和の終わり頃に埋め立てられた部分で、それ以前は国道沿いの建物のすぐ後ろが海だったはずなので、もっと海が身近に感じられたことでしょう。
そこから花壇の間を縫って、遊具などのある本体部分に渡ります。
本体部分だけでもそこそこ広く、西半分が滑り台や4連ブランコなどがある土敷きの広場、並木で区切られた東半分が幼児向けの複合遊具などがあるエリアになっています。
使い分けとしては、西半分は元気の良い小学生向け、東半分はもう少し小さな幼児が落ち着いて遊べるような形になるでしょうか。
ジャングルジムは、箱型とサッカーボール型の2種類が並んで設置されています。
ジャングルジムは敷地の一番奥にあるのですが、そこからでも少しだけ海が見えます。さすがは展望公園。
並木の横にはバスケットゴールもあります。
そして、並木の東側はこんな感じ。複合遊具のほかにパーゴラや大人向けの健康器具もあり、このサイズの公園にしては施設が充実しています。
充実の理由は、公園づくりに携わった市民の意見をできるだけ反映したからでしょうか。園内の一角にあるモニュメントに、簡単な経緯が刻まれていました。
■碑文より「東垂水展望公園完成記念モニュメント」
1996年12月1日からたくさんの方々と一緒に考え、育んできた公園が完成したことを記念し、記念植樹を行いました。この木々が未来に向かって成長していく姿を見守っていきましょう。1994年4月 東垂水展望公園運営委員会/神戸市
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