阪神・淡路大震災で大きな被害を受けた淡路島の富島(としま)地区では、震災復興事業の中で小公園とポケットパークあわせて20ヵ所の公園が整備されました。
このうちの小公園4ヵ所はNo.2907 薬師公園、2908 大歳公園、2909 住吉公園 、2910 小倉公園と巡ってきたようにちゃんとした名前があるのですが、ポケットパークは1号から17号の通し番号で呼ばれています。
これらのポケットパークには敷地規模に応じて1点~数点程度の健康器具が設置されており、それを順番に巡って散歩しながら運動して欲しいという設定になっているようです。
適当に歩いているので17ヵ所全部は訪ねていないのですが、行ったところだけ記事にします。が、それでも数が多いので、今日は「その1」として神社やお堂と関係のない立地にあるものから記事にします。
まずNo.2907のすぐ裏にある富島1号公園。No.2907が新しい県道に面しているのに対して、こちらは集落内の旧道に面しており、角地を使った園内には平行棒とベンチが設置されています。
園内から三叉路越しにNo.2907を眺めたところ。
続いて、1号公園から東へ100メートルほど離れた富島2号公園。鋭角な三角形状の敷地に、腕立て伏せや腹筋に使えるベンチが設置されています。
間口は広いのですが変形敷地なので、使い勝手はよくありません。
次は富島11号公園。角地にあるのですが、町内会の掲示板が邪魔をして園内が少し見づらくなっています。
まぁ掲示板一つで見えなくなるサイズの公園ってどうなの、という話でもありますが。
物陰ということと、健康器具が背伸ばしベンチ一つだけということが重なってか、訪ねた時はかなり草茫々になっていました。
このサイズのベンチだと実質的には一人用になってしまうので、集いの場所としても今ひとつです。
次は富島14号公園。公園というよりは抜け道と呼ぶほうがしっくり来る超細長の敷地形状をしており、クランクになっているところに健康器具と小さな花壇があります。
パッと見るとここだけが公園のようにも見えますが、ここに至るレンガ敷きのところが全部公園です。
不思議な形ではありますが、集落内の他のポケットパークと比べると周りに建物が少ないため開放感があります。
ご近所の方が手入れをしていると思われる花々に囲まれた、一人専用ツイストいす。
そして本日最後は富島10号公園。元々の庁舎建物の前庭みたいに見えますが、白く石が敷かれたところが独立したポケットパークとして設定されているようです。
県道の歩道部分からも一続きになっているのですが、それぞれ舗装の種類を変えてあるので、公共用地としての区分が読み取れますはよくわかりません。
横手にベンチはあるのですが、ほぼモニュメント"希望"を設置するためだけのスペースになっています。
モニュメントの周りの草刈りも行なわれておらず、先行き不安な富島10号公園で締めくくり、明日の「その2」記事へと続きます。
(2021年9月訪問)
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