上原高台公園は、琉球大学病院のすぐ東、文字通り上原地区の高台にある公園です。
県道から離れて琉大病院の方に向かうと、まず交差点の正面に公園の絵看板が目に飛び込んできます。
「きれいな公園をいつまでも 高台公園」というフレーズとともに、公園で遊ぶ親子や動物たちのイラストが描かれています。イラストのタッチが90年代、でもその時代においても最先端ではないファンシー風なところが、今となっては一周ぐるりと回っていい感じです。
かなり劣化しているので今後が気がかりですが、ボンカレーや蚊取り線香のホーロー看板ではありませんが、こういうのは一度外してしまうともう復活できないので、できるかぎり大切にしていただきたいものです。
そこから階段は左右に分かれているのですが、どちらを上ってもだいたい同じ、斜面地を使った巨大複合遊具の前に出ます。それだけこの遊具が大きいのですね。
中央に赤い滑り台、向かって左にはスパイラル滑り台など、右にはコンクリート製のガケ滑り台があるのですが、一枚の写真ではまったく収まりません。
ガケ滑り台は、可愛らしいキリンのイラストが描かれたもの。長さはほかの滑り台よりも長く、別の公園にいけば十分にメインイベンターなのですが、ここでは複合遊具の脇を固める役回りです。
ガケと一体化した複合遊具の全景をなんとか収めたのが下の写真。各種滑り台、吊り橋、ネット遊具などが複合しています。
赤い幅広ウェーブ滑り台の傾斜角がキツめですが、この角度はまだちょっと怖いというお子さんは、緑色の段々になった滑り台かガケ滑り台に回ることができます。
スパイラルも、ローラー式で長い距離を滑り降りてくる青いものと、チューブ式の赤い小さいものがあります。
小さな子供に青い方を何度もねだられると上ったり下りたりが大変なので、なんとか言い含めて赤い方で勘弁してもらう親御さんの姿が目に浮かびます。
青い方の崖上に回ってみました。ガケだけでもけっこうな高低差があるのですが、さらに砦状のデッキを付け足して高さと長さを稼いでいます。
滑り出し部分に座ると、こんな感じです。遠くに中城湾を眺めることができ、展望台としてもなかなかのものです。
でも、遊具からさらに坂道を進むと、本物の展望台もあります。
展望台から西~南は隣に立つ水道タンクに邪魔をされるのですが、東~北側はかなり遠くまで見渡せます。下写真は琉球大学キャンパスなどのある北方向。
展望台よりも配水タンクの方が大きく高いのでもっと遠くまで見渡せるはずで、実際に展望台として使えるような回廊や手すりが作られているのですが、今のところはそういう使い方はできないようです。
この沖縄の海、山、空の生き物が描かれたイラストも気になりますね。
海の生き物はカニとかクマノミ、山にはヤンバルクイナなど、はっきり何かがわかる生き物が可愛いタッチで描かれているのですが、空を飛んでいる鳥だけがなんだか変な感じになっています。
遊具と景色とイラストが印象深い上原高台公園でした。
(2021年9月訪問)
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