名護市の辺野古集落で、飲食店や米兵向けの店などもある丘上のエリアから、西の辺野古川に向かって坂道を下りてきたところの五叉路の角に、ガジュマルが植えられた小さなオープンスペースがあります。
車止めや公園灯などの公園的な整備がされているのですが、全体的な敷地形状などからして都市公園ではないと思います。が、地元の公民館の資料に「ガジュマル公園」と書かれていたので、その呼び名を借りて記事にします。
でも、肝心のガジュマルは最近になって植え替えられたようで、まだ支柱が必要な小さなものが敷地中央にポツンとありました。
那覇市のNo.198 新屋敷公園を記事にした後に、傾いて生えていたガジュマルが台風で倒れてしまったことがありましたが、枝葉がよく茂って頭でっかちになりがちなガジュマルは風倒しやすいので、もしかするとここのガジュマルも倒れてしまったのかも知れません。
同じ資料に、ここが「ウドイミャー」だとも書かれているのですが、分解して「ウドイ(踊り)+ミャー(広場)」、すなわち神様に捧げる踊りのための場所なのでしょうか。
公園になっている部分だけでは踊るには少し狭いようにも思うので、本来は前面の五叉路こそがミャーだったのではないかと思います。
あと、用途がわからないのが、イノシシの飾りがついた小さなお堂のようなものです。
はじめは拝所とか沖縄の信仰に関わる施設なのかと考えましたが、ガラス窓の中には何段かに仕切られた木棚があるので、みんなで自由に本を持ち寄る「まちかど図書館」として設置されたものかも知れません。
いろいろとわからないことがある辺野古のガジュマル公園でした。
(2021年7月訪問)
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