神戸市長田区を南北に流れる苅藻川は、長田神社の近くで新湊川と合流し、そこから下流では新湊川と呼ばれています。
でもそれは、1901年（明治34年）に神戸市街地を流れていた旧湊川が、No.2690 湊川町9丁目市民公園の地下のトンネルを通って苅藻川に流れ込むように付け替えられてからのことなので、苅藻川にしてみれば120年ほど前に下流部を乗っ取られたような格好です。
そんなわけですが、新湊川の最下流に面する町は苅藻町で、そこに苅藻公園があります。
やや変形の敷地の中央付近に、滑り台と雲梯の複合遊具、ほかに鉄棒や休憩所がある小さな公園です。
3段鉄棒の一番低い分が本当に低くて、大人の膝上くらいしかありません。「ちょっと低すぎるんじゃないの？」と思いましたが、でも、どうせ3段にするのならこれくらい変化に富んでいる方が良いと思い直しました。
休憩所は神戸の旧市街地でよく見かける一本足タイプのもの。
訪れたのはちょうどサクラの時期だったので、小さな園内も華やかに見えます。
花咲く苅藻公園でした。
（2021年3月訪問）
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