雲中(うんちゅう)公園は、新神戸駅から200メートルほど離れた高台の住宅地にある小公園です。
隣にある雲中小学校に寄り添うように、東西に120メートルほどの細長さで伸びています。
もっとも、学校の北面にあるため校舎からは完全に背を向けられており、通路は設けられているものの学校公園のラベルを付けるまでの密接さは感じられませんでした。「こちら方面から登校してくる生徒向けの安全な通学路」くらいの使われ方でしょうか。
さて、細長い園内ですが、中央付近でなんとなく区切られており、東側が防球ネット付きの広場と低年齢層向けの遊具、西側が大きめの遊具と土敷きの広場という構成になっています。
東側の遊具は、小ぶりな複合遊具が1基とスプリング遊具が2基。
この遊具コーナーには幼稚園が隣接しているので、親御さんがお迎えに来た後に、ひとしきり遊んで帰る子供たちが多いのではないかと思います。
ウォールベンチの横手には、公園管理会の方々が植えたというサクラの記念植樹がありました。
訪ねたのは3月でしたが、花の季節にはちょっと早かったようです。
■現地の解説板よりこの桜は、阪神淡路大震災から6年が過ぎ、新しい世紀のはじまりに当たり、震災で亡くなられた方々の鎮魂並びに今後の地域の発展と美しい神戸の町を願って植樹しました。皆さんで大切に育ててください。2001年4月7日
一方、西側の遊具は、滑り台、ブランコ、ジャングルジムなど、東側と比べると古株の遊具が並びます。
ところで、このジャングルジムの裏手あたりの園外に、石造の鳥居を見つけました。フェンスの外に南向きにあるので公園とは直接関係がないはずですが、園内にも参道っぽい直線が2~3メートルだけ作られています。
わからなかったので帰ってから調べてみると、中央区役所のサイトに次のように書かれていました。
■かげのできない旭日の鳥居雲中小学校の北西どなりに、古い石の鳥居が立っています。この鳥居は大昔に、生田神社の神様が布引丸山の上にまつられていたころの、一の鳥居だと伝えています。ふしぎなことにこの鳥居は、お正月の元日の朝だけ、朝日が当たってもかげができないと言われています。そのためこの鳥居は「旭日の鳥居」と呼ばれてきました。
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