西の池公園は、神戸市西部の丘陵を開いてつくられた住宅地にある小公園です。
現地は東向きの坂道の途中にあって池とはあまり関係なさそうな地形をしているのですが、それもそのはずで、もともとはNo.2511で話だけ登場した「団地開発の際に埋められた谷筋」に「西の池」があり、これが周囲の字名にもなっていたため、公園名は字名から採られたもののようです。
四方を坂道道路に囲まれていますが、高低差は擁壁や外周法面で処理しており、平坦地をできるだけ広く取るように工夫されています。
しかし敷地中央には大きな砂場と滑り台などが設置されているため、広場使いができるスペースは限られています。広場大きく派とほどほど派の派閥争いでもあったのでしょうか。
砂場には滑り台が突き出しているほか、
多数の鉄パイプと平板でつくられた遊具があります。
こちらの遊具は時々見かけるのですが、敷地に応じてパイプの本数さえ増やせばいくらでも大きくしていけるので、バリエーションは無数にあるようです。ここのものは、少し大きめですね。
ただ、遊具名(商品名)がわからないし、ちょうどぴったりな名前も思いつかないしで、なんと呼べば良いかいつも迷ってしまいます。
そのほかに、平均台と雲梯が合体した、ほかでは見たことがない複合遊具もありました。
面白いのは間違いないのですが、上下で分かれて2人が同時に遊べるわけでもなく、2つが合体していることのメリットはあまり無さそうです。
雲梯から手を放した時に、うまく着地できずに転んでしまいそうですし。
そういう目線での話で言えば、こちらの3つ合体背伸ばしイスも、どんな風に使い分ければよいのかがわかりにくい複合器具ですね。
2人で背中合わせに座って、お互いの手を引っ張り合って伸ばすのでしょうか。
光のどけき春の日の西の池公園でした。
(2020年3月訪問)
0 件のコメント:
コメントを投稿