2455/1000 石浜公園(東京都台東区)

2020/06/15

ラジオ体操台 学校公園 関東大震災復興 身近な公園 台東区 東京都

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石浜は浅草の北、隅田川の西側一帯の古い地名です。
現在の町名は清川になっていますが、古い地名を残すのが、石浜公園と隣の石浜小学校です。

ここは本ブログではしばしば登場する関東大震災からの復興の際に小学校と公園とをセットで整備した復興小公園のひとつです。
復興小公園そのものは今も50ヵ所以上残っているのですが、相方となる小学校が廃校になったところが少なくない中で、ここはしっかりと現役です(校舎は昭和後期に建て替えられたようですが)。

ただし、両者の間には背の高いフェンスが設置され、行き来できる扉も、長年使われていない様子でした。

園内は、北側が広く、南側が狭い変形の敷地をしています。
南側の狭くなっているところには小学校のプールがせり出してきているので、昭和中期ごろに公園用地を削ってプールにしたのかな、と考えます。

北側のブロックは、けっこう広めの土敷きの広場と、そことはイチョウ並木で区切られた一角に遊具コーナーがあります。
遊具は小さめの複合遊具、滑り台、4連ブランコなど。

そして、私が訪ねた時にはトイレの改修工事をしていたので少しわかりにくくなっていますが、南・北の中間、公園の中心部分にラジオ体操台がありました。
震災復興公園にはラジオ体操台が設置されていることが多いので、きっと当時の公園の設計思想のなかで、こうした演台・指揮台のようなものが重要視されていたのだろうとも思います。

そして、少し狭くなった南ブロックで、けっこうな面積を占めているのが、背の低いフェンスに囲まれた幼児向けの遊び場です。

多くの公園の幼児向けの遊び場は砂場のほかは柔らかい素材の遊具で構成されているものですが、ここは日本庭園の州浜のような石の遊び場になっています。

これって、やっぱり公園名の「石浜」を具象化したものなのでしょうかねぇ...

フェンスの外には、幼児向けのブランコや、背の低い鉄棒などもありました。

冬の明るい日差しの下で訪ねた石浜公園でした。

(2019年12月訪問)

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