松山市西部の三津浜(みつはま)港は、その歴史は万葉集の時代に遡るともされる古い港で、江戸時代には城下町の外港として、明治になっても瀬戸内の定期航路が発着する港として賑わいました。
しかし時代とともに大型船は松山観光港や松山外港を利用するようになったため、近年は鄙びた漁港町のような風情になっていたのですが、最近になって古い建物をリノベーションしたショップ等が増えており、新しい観光エリアとして注目されつつあります。
そんな町の商店街に面した三津住吉公園は、建て込んだ古い町並みの中では貴重なオープンスペースとなっています。
雰囲気的には、古い商家2軒分くらいが立ち退いて作られたような細長く不整形の敷地で、商店街に面したところが少し広くなっているため広場に、離れると細くなるため遊具などのコーナーになっています。
ほかにも、敷地が屈曲していたり、今ひとつ使いみちに欠けるデコボコがあったりで、用地の確保には苦労が多かった様子がうかがえます。
さて、こちらが遊具等のある細長いコーナー。
子供向けの遊具と、大人向けの健康器具とが並んで置かれています。
遊具については、敷地が小さいのでそれほど大物はありませんが、上っても下りてもよい滑り台や揺れる動物遊具などが設置されています。
こちらは大人向けの健康器具で、いちおう子供向け遊具とは分けて置かれているのですが、実際のところは子供が遊びに使っているような気がします。
花壇のコリウスも美しい三津住吉公園でした。
(2019年11月訪問)
0 件のコメント:
コメントを投稿