神戸市中央区の小野八幡神社は、神戸市役所のすぐ東にある小さなお社ですが、創祀は古く平安時代に遡るとされます。
このお社の北に隣接して、お社に輪をかけて小さな小野八幡公園があります。
...そして、ただいま小野八幡神社が境内地を使ってマンションを建設中のため、公園も影響を受けてなんだか凄いことになっています。
工事用フェンスの横を通り抜けて奥まで行くと、ブランコやベンチのある遊び場になっているのですが、人目が届かないので、子供だけで遊ばせるにはちょっと怖い空間になっています。
工事が終わってから、改めて見に行かないことにはなんとも言えない小野八幡公園でした。
(2019年3月訪問)
【2021年12月追記】
ということで、工事が終わったので改めて見に行きました。
下写真は、もともと細長い公園の全体を正面から見渡したところ。本記事冒頭の写真とそれほど変わらない位置から見ているのですが、同じ場所とは気づかないほどです。
先に整備されていた歩道部分と公園内の舗装デザインが(おおむね)繋がるようにデザインされています。
舗装は格子柄ですが、園名板には籠目模様のレリーフが付けられています。
園内のスツールも側面が籠目模様、座板は色目の違う三色の板を組み合わせているなど、デザイン面での工夫が盛り込まれています。
八幡社となにか関係があるデザインなのでしょうか。
でも、肝心の神社参道にはそんなデザインは入っていないしなぁ。
舗装されているエントランス広場を通り抜けると、幼児向けの遊具が何点か設置されています。隣に建てられたマンションも含めて、公園が面している通りには、都心型の高層マンションなどが増えているので、こうした小さな遊び場のニーズは高いのではないかと思います。
そして一番奥まで進むと、仮整備の時にあった赤いブランコは撤去されて、ネットを使った登攀遊具に入れ替えられていました。
ブランコのままでも良かった気もしますが、他にあまりない遊具も魅力的なので、これはこれでOKです。
奥行きが深いのですが、登攀遊具のところから横を見れば八幡神社の拝殿なので行き止まり構造にはなりません。
敷地としては別れていますが、自由に行き来ができるので公園と神社の一体型整備と呼んでもいいでしょう。
都心の新しい憩いの場に生まれ変わった小野八幡公園でした。
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