緩い傾斜地の途中にあって、敷地は大きく上下2段に分かれています。
上段は、石張りの広場状に仕立てられています。
トイレや自販機も上段にあるので、上段を休憩など、どちらかと言えばノンビリとした利用に使ってもらおうという意図が見て取れます。
ただ、やけに奥まった行き止まり空間に設けられた花壇スペースについては、どうにも意味不明です。敷地の制約があったということは想像できるのですが、もう少し眺めやすいところに作って欲しかったように思います。
一方、下段は土敷きの広場です。
ケヤキが何本かありますが、間隔が広いので、走り回ったりボール遊びをしたり、色々な遊びにも使える空間となっています。
この下段にも奥まった行き止まり空間があり、こちらには手押しのポンプ井戸がありました。
解説板を読むと、小学校が近いということもあってか、公園整備前からあった井戸を復元整備したものだそうです。
■現地の解説板より「井戸の由来」
この井戸は、児童遊園地が、出来る前に、ここに住んでいた人達が、生活に使っていたものです。
昔は今と違い各家庭に水道がありませんでした。そこで、それぞれの家の敷地の中に井戸を掘り、このような手押しポンプで水を汲み上げ、使用していました。
この井戸は、昔の生活を知ってもらうために復元したものです。
水はきれいですが、飲水には適していませんので、飲むのはやめましょう。
そういうことならばと、ポンプはわかるのですが、水受けの部分がずいぶん大きいですね。昔の住宅でも、ここまで大きなものはなかったように思います。
井戸水で、スイカが100個くらい冷やせそうです。
そして、上下段の間に、なぜか3本並んで植えられたサルスベリ。
見サルスベリ、聞かサルスベリ、言わサルスベリ...
小さいながらも、色々と面白いものが記憶に残る笹塚東公園でした。
(2019年7月訪問)
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