山陽電鉄・高砂駅の南に広がる高砂町栄町には、三菱製紙の大工場があり、その周りには、同社の社宅や福利厚生施設などがありました。
昨今の状況では、そうした施設は整理されがちなのですが、旧・国鉄高砂線の西側にあった社宅と体育館もなくなってしまいました。その社宅跡に隣接するのが、栄町公園です。
昭和50年代はじめの高砂市中心部(国土地理院) |
下写真が、公園内から社宅だった方角を眺めたところ。すでに売却され、新しく戸建住宅地として生まれ変わる準備が進められていました。
周りの民間開発に合わせて、栄町公園もリニューアルされています。
門柱や出入口、フェンス、外構などが新調され、園内の土舗装なども全面的にやりかえられたと思われます。
滑り台も、今風のひっかかりの少ないデザインのものが採用されています。
しかし、土管遊具は以前からのものが、いくぶんかペンキを塗り直して継続利用されていました。
コンクリート製の動物遊具も、生き延びています。
残すべきものは残し、道路側からの見通しなど改善すべきところは改善し、現代風に再生された高砂市の栄町公園でした。
(2019年5月訪問)
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