No.2165 本町ずい道公園の記事で引用した、国土地理院の1909年(明治42年)の地図ですが、堤状に築かれた上水路に対して橋やトンネルで直交するように、何本かの道路が通っています。
上水路がつくられる以前からの道、それ以後につくられた道など色々あるのでしょうが、この直交道路の数には限りがあるため、号数で呼ばれていたようです。
赤丸はNo.2165 本町ずい道公園の位置 六号通りは、一本西にある橋で水路を越えている道 |
そんな経緯があるらしい六号通りに面して...と言いたいところなのですが、実際は六号通りとの交差点からは50メートルくらい離れたところにある六号通り公園。
どうしてこうなったのかは、調べがついていません。
そして小さな園内も、どうしてこうなったと言いたいような謎の施設があります。
179平米の園内には、トイレと手洗い、ベンチ、植栽などがあります。
普通、こういうシンプル構造なら、出入口正面にはシンボルツリーとして見栄えのする花木を置きたくなるところ。
しかし、ここではその代わりに、なぜか一本の棒が立てられています。
見間違いかと思って何度も見返してみましたが二脚鳥居の支柱に支えられているのは、間違いなく、ただの「棒」。枯れたスギというわけでもなく、多少呼び方を変えてみても「細丸太」。
おそらく二脚鳥居プラス添木によって支えられていた植栽木が枯れてしまって、それを除去する時に「添木はまた使うかも?」と言って残したのでしょうが、結果としてなんとも珍妙な姿になっています。
どうしてこうなったのか知りたいことばかりの六号通り公園でした。
(2019年6月訪問)
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