公園名の「ながはえ」は正式名称でも仮名書きです。旧小字などの古い地名から採られたようにも思いますし、「長く栄える、生える」といった意味の佳名かもしれません。そして、おそらく「名が蝿」ではないでしょう。
さて、園内。
一歩足を踏み入れたとたんに、周辺の町並みからは少々浮き上がった遊具が目に入ります。私の大好きな、軟体動物系のコンクリート製滑り台です。
巻き貝をモチーフにしていることは明らかなのですが、貝殻からはみ出している部分が滑り台の本体になっています。
貝殻部分は飾りにすぎず、下から覗いても中に入れるわけではなく、かと言って上によじ登るにしては滑らかすぎて、遊びにはあまり使えません。
すなわち、見た目を整えるためだけの貝殻。その発想が素晴らしい!
とにかく、どの角度から見てもカッコいいのです。
2本の滑り部に挟まれた真ん中の部分なんか、遊具としては高すぎる屋根としての働きしかないのに、このトンガリ具合ですから。
以前に訪ねたNo.1956 佐太第1東公園の巻き貝に似ているのですが、よく見るとけっこう違っているところが、いかにも軟体動物です。
No.1956 佐太第1東公園の巻き貝 |
No.1956を訪ねたときには、2本の滑り部について「どうせ2本つくるなら、片方は曲げるなどの工夫も欲しかったところ。」と書いたのですが、ながはえ公園のものは、長さを変えて来ています。
製作者の方、勝手なことを言ってすみませんでした。
No.1956 佐太第1東公園の巻き貝 |
そのほかの遊具としては、こちらのプレーウォール。
巻き貝と色を合わせて、静かに砂場を守ります。
ブランコは普通の4連ですが、4つの座板が4色に塗り分けられているところがオシャレです。
シーソーは2色ですね。
すごく捻りの入ったカイヅカイブキも印象に残ったのですが、滑り台の方に気持ちを持っていかれてしまった、ながはえ公園でした。
(2019年1月訪問)
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