神戸市垂水区の中心駅である垂水駅は、南へ200メートルも歩けば漁港という海近くにあるのですが、一方で駅のすぐ北まで台地端の丘陵が張り出してきています。ここが海から眺めると平坦な「りく」に見えたのでしょう、旧字名が「陸(くが)」で、1965年(昭和40年)に町名表示がされた際に「陸ノ町(くがのちょう)」となりました。
そんな陸ノ町にある「くがの公園」は、漢字にすれば「陸ノ公園」ということなのでしょうが、読みにくいので平仮名が正式名称です。
丘陵端の、細い坂道とレンガ塀で区切られた一角が公園にあたります。
雰囲気からして、元々はどなたかの屋敷があった土地なのだろうと思うのですが、よく知りません。
どちらかと言えば、こっちの方がお屋敷の玄関っぽいかも。
園内の北端から南の方を眺めると、こんな感じ。
隣のお寺に建つ白壁土蔵の建物とも相まって、古い時代の様子をなんとなく偲ばせてくれます。
最初の鋭角が敷地の南端で、北へ行くほど広くなる逆三角形の敷地をしているので、遊具は北の方に寄っています。
児童公園としては標準的な滑り台、ブランコ、砂場、鉄棒などがあります。
一方、南の方はほぼ森。樹木の手入れがあまり行なわれておらず、放ったらかしなように見受けられます。
駅から徒歩1分とは思えないほどの穴場感が漂うくがの公園でした。
(2018年12月訪問)
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