大正~昭和にかけて東京でも有名な花街だった神楽坂。
この神楽坂に面して建つ日蓮宗の寺院・善国寺のご本尊は毘沙門天で、この寺の境内にあるので毘沙門児童遊園。
お堂の正面にある赤い門ではなく、こちらの通用口のような門を入った右手が児童遊園になっています。
これですね。
境内の大半が舗装されているのに対して、児童遊園部分は土敷きになって三角コーンで仕切られているので、この手の児童遊園にしては範囲が非常にわかりやすくなっています。
とは言え、なにか遊具があるわけでもなく、公園としての施設はスツール、手洗い場、トイレ、時計くらい。ほぼ公衆トイレの前庭といった風情です。
あと、地元の食肉関係の団体が建立した「家畜慰霊碑」もあるのですが、ここはおそらく児童遊園の区域からは外れているのだろうと思います。
ちなみに門柱を寄付されたのは、ロッキード事件で有名だった児玉誉士夫さん。
昭和は遠くなりましたが、しっかり名前は残っています。
あたりは賑やかな商店街で、ちょっと腰を下ろすにも店に入らないといけないような環境なので、意外に休憩場所によさそうな毘沙門児童遊園でした。
(2018年12月訪問)
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