「埠頭」と言うには船の乗降場も荷役場もなく、今ひとつピンとこない西宮埠頭にある西宮埠頭広場。
しかし、近くにある住吉神社に掲示されていた「江戸時代の西宮港」の絵を見ると、手前の建物が建っているあたりが現在の埠頭広場にあたるようなので、港の中でも古い場所だということは間違いありません。
もっとも、そんな面影はとくに残っていないわけですが。
唯一、停泊しているのは西宮海上保安署に所属する巡視艇しずかぜ。
埠頭に建つ合同庁舎の中に海上保安署が入っています。
向こう岸には西宮マリーナ(ヨットハーバー)があるのですが、2018年(平成30年)台風21号での高潮被害が大きく、訪れた12月の時点でも、ヨットが1隻沈んだままでした。
こうなってしまうとクレーン船に来てもらわないと直せないと思うので、なかなか大変です。
肝心の広場の方はと言うと、このような感じで大きく2面に分かれた草敷きのスペースが広がります。
ベンチのほかには、とくに目立った施設もなく、まさに広場といったところ。
ここでも高潮の名残が見られました。
街に近い割には人の気配が少なく、穴場感のある西宮埠頭広場でした。
(2018年12月訪問)
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