室内なかよし公園は、全国でも珍しい室内(しつない)にある公園...ではなく、長田区五番町、古名で「室ノ内(むろのうち)」と呼ばれた地区にある小公園です。
ちなみに周辺には「房王寺」「堂本」「大門」などの地名もあり、平安時代の郡衙、郡寺などの大型建物群がこの付近にあったことに由来すると考えられています。
そんなこともあってなのか、園内にはなんとなく歴史風のデザインが取り入れられていますが、あまり統一感はありません。例えば、照明灯はかがり火風、
隣接地との境界壁は、古代の校倉造風、
休憩所は切妻瓦葺きの日本建築風、
防火水槽は白壁土蔵風、と見事にバラバラです。
そんな公園の利用施設は、先ほどの休憩所と、水遊び場が目立つくらいで、あとは広場中心となっています。
カラータイルが美しい水遊び場は、必要な時だけ水道から水を流すタイプです。
その水遊び場の外壁が、公園の外向きにはベンチになっているのがデザイン的に優れているところ。
買い物や散策の途中のちょっとした休憩に適しています。
意図がよく分かるデザインと、なんだかよくわからないデザインが混在する室内なかよし公園でした。
(2018年11月訪問)
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