さて、ここ数回No.1993から1994、1995、1996と、神戸市西区のニュータウン地区・糀台にある公園を順番に訪ねてきました。
どこも明るいニュータウンらしく開放感のある公園でしたが、今回の糀南公園だけは少し雰囲気が違っています。
出入口からして草が茂って落ち葉が積もり、人を寄せ付けない雰囲気が漂っています。
中に入ってみても、園路部分が土なので、エグレたり削れたり、草が生えたりと、管理状態としては厳しいところです。
そもそも「なぜ舗装しなかったのか?」については、ニュータウンなので周辺には多くの小公園が計画的に配置されている中で、しっかりと作り込んだ遊び場向け、スポーツ向けの公園はほかにあるので、ここはコンクリートが少なめ樹木は多め、地形にも起伏をつけて自然風のしつらえにしようと考えたのだろうと思うのです。
ただ、いつも多くの人が歩き回っていれば土の園路も歩きやすいまま維持されるのでしょうが、公園の規模が大きいわけではないので、わざわざここを歩きに来る人も少ないのではないかと思われます。
広場部分も草茫々で、「人が少ない→草が生える→ますます人が来なくなる」という悪い循環に入ってしまっているようにも見受けられました。
パーゴラも繁りすぎていますし、舗装の目地からも草が生えまくっていて、日陰で休む雰囲気ではなくなっています。
けっきょく住宅地の公園にはしっかりと遊具を入れて子供たちで賑わうようにするか、そうでなければまっ平らな広場型にして草刈りを容易にするかしなければ、こういう状態になってしまうのでしょうか。
「都市に自然を」という掛け声はわかるのですが、このままでは近隣にお住まいの方々からマイナス評価を受けていないかと心配になります。
錆びたブランコにも色々と考えさせられた糀南公園でした。
(2018年10月訪問)
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