鳥取県北栄町のお台場公園は、幕末に鳥取藩内に築かれた台場跡である国史跡・鳥取藩台場跡(由良台場跡)の隣接地の国道バイパス沿いに、道の駅などと一体的に整備された公園です。
ただ、公園はバイパス沿いに細長く続いており、道の駅の駐車場から史跡地までは500メートルほど離れています(実際に台場まで歩いて行ってみたら、その横にも駐車場があったのですが)。
とりあえず、道の駅に近いところから順番に。
まず芝生広場。ざっくりと50×90メートルくらいの大きさで、サッカーやラグビーの試合にはちょっと狭いサイズですが、地域のお祭やレク・スポーツの大会にはちょうど良いくらいです。
その西隣にテニスコートとゲートボール場。
それらスポーツ施設の管理棟もあって、公園としてはこのあたりが中心ということになります。
その西隣は、台場のモニュメントや流れのあるエントランス広場となっています。
流れの正面に見える人工の丘全体が台場の形を模したモニュメントとなっており、てっぺんには復元された大砲も置かれています。
鳥取県のHPによれば、実際の由良台場には「近くの六尾反射炉で製造された60斤砲、24斤砲、15斤砲、5寸径砲各1門が配備されたという」となっていますので、これが多分いちばん大きな60斤砲なのでしょう。
そして、さらに西側がアスレチック遊具を多数揃えた遊び場になっています。
もともとは盛土を巧みに使って地形ごと楽しむアスレチック遊具がメインだったところに、後発で海賊船の複合遊具が導入されたものと思われます。
ちなみに、海賊船の帆に描かているのは名探偵コナンくん。作者の青山剛昌さんは、この町の出身です。
アスレチック遊具はかなり色々とあって、ひとつひとつは紹介しきれないので、なんとなく気になったものをいくつか。
まず盛土山。なんとなく台場の形をイメージして作られているような気がします。
ただの土管かとおもいきや、中が滑り台になっている物件。
シーソーの奥にある、山の上に立って綱のついたタイヤを引っ張り上げるという物件。遊具というよりはトレーニング器具のノリになっています。
丸太をよじ登って、てっぺんにある鐘を鳴らす「ベルクライム」という物件。
もとはベルに紐が付いていたと思うのですが、それがなくなっているため、恐ろしく難易度が高いものになっています。
斜めになったところをひたすらに駆け抜ける「斜面わたり」。遊具でもなく、地形そのものという気もしますが、急斜面を維持するために人工芝が貼られています。
結局、台場の史跡まではなかなかたどり着かないお台場公園でした。
(2018年8月訪問)
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