大久保公園は、守口市の文化財・文化施設である「もりぐち歴史館(旧中西家住宅)」の北側に隣接する公園です。
中西家は、江戸時代に在郷武士として尾張藩天満御屋敷奉行などを務めた名家だということで、これの屋敷の主要部が歴史館として保存・復元・公開され、その北側の土蔵が並んでいた敷地が現在の大久保公園だということです。
下写真が、もりぐち歴史館の敷地内から公園方向を見たところ。屋敷の向こうに見えるクスノキの森が、大久保公園です。
で、こちらが園内。
もりぐち歴史館との境界付近は、土堤状に少し盛り上がっています。歴史館のサイトには「かつては周囲に濠をめぐらし」と書かれているので、濠とセットになった土堤の跡なのかも知れません。
そう考えてみると、土堤状の部分から一段下がったところは細長い形状をしており、濠跡のように見えないこともありません。でも、それでは「土蔵が並ぶ」スペースがないか...
その細長いところが公園としてのメインスペースで、小ぶりな複合遊具、ブランコなどが置かれています。
周りが混み合った住宅地になった中で、かつての姿をなんとなく思い起こさせる大久保公園でした。
●もりぐち歴史館(中西家住宅)の公式ページ
(2018年5月訪問)
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