1842/1000 谷山公園(東京都品川区)

2018/07/12

身近な公園 東京都 品川区

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谷山と書いて「ややま」と読む谷山公園。目黒駅と五反田駅との間くらいにあります。
以前は大日本印刷の工場や中央卸売市場分場があったエリアが、平成20年代に再開発された際に大規模マンションに隣接して作られた小公園です。

ちなみに公園だけでなく、道向かいの大日本印刷のビルの周りの民有地も大規模に緑化されており、大型ビルの谷間ではあるものの、明るい雰囲気の一角となっています。

付近は江戸時代に遡れば、かの柳生一族の下屋敷があった場所だそうで、その解説板がありました。

■旧・大和柳生藩柳生家下屋敷跡(西五反田3丁目)
この付近は、大和国(現・奈良県)柳生藩の下屋敷で、北側は肥後国(現・熊本県)熊本藩細川家抱屋敷に接しており、敷地は地続きの抱地も含め約1万2千坪ほどであった。柳生家は、参勤交代をしない定府の大名家で代々将軍家の剣術師範を職としていた。
初代宗矩が1万2千5百石を領して大名に列したが、跡を継いだ十兵衛三厳は弟宗冬らに4千石余を分け与え、いったん旗本となった。その後、三厳が没し、宗冬が遺領を継いだのち加増を受け、あわせて1万石となって大名に復した。
安政2年(1855)年頃の柳生藩主は柳生対馬守俊順、上屋敷は愛宕下大名小路(現・港区新橋)にあった。

そこそこ広い敷地なのですが、出入口は一つだけで、そこを入るとまず石敷きの小広場、シンボルツリー、トイレなどがあり、そこから奥に進むと小さな遊具広場という構造になっています。

遊具は、どちらかと言えば低年齢向けの複合遊具と砂場。

木製品の質感と、原色系のカラフルな色合いが、ビルの谷間の公園に彩りを与えています。

しかし、この公園で一番記憶に残ったのは、サークル型のベンチを支え続ける小人たち。
見た瞬間に、キン肉マンと悪魔将軍との一戦を思い出してしまいました。

リング上の激闘の重みに耐えかねながら、最後まで支え続けたビッグボンバーズや委員長たちの奮闘は忘れられません。

ゆでたまご作「キン肉マン」
黄金のマスク編 死のブリッジ!!の巻より

「人は何をきっかけにして何を思い出すかわかったものではない」と感じた谷山公園でした。

(2018年4月訪問)

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