喜多見公園は、世田谷区の西端、すなわち23区の西端にあたるところに位置する都営喜多見二丁目アパートと一体となった小公園です。隣接地には児童館や保育園もあって、いかにもな公共施設構成になっています。
多目的広場と遊具が少々といった構成で、それほど特徴が強いわけでもないのですが、やはり立地が良いことと、周辺では一番大きい公園だということで、私が訪れたときも子供たちがいっぱいでした。
ですので、遠慮して写真は少なめです。
その中で、見た目に特徴的なのが、こちらの盛土山。
昨日の記事No.1829に登場した稲荷塚古墳からは300メートルほどしか離れていないので、一瞬はこれも円墳のように思ってしまいましたが、よく見ると遊び場としての盛土山です。
いちおう登ってみました。
頂上には、なにかの柱を外したような跡がいくつかあったので、元々は山の上から滑り降りる滑り台などがあったのかも知れません。
もうひとつ気になったのは、下写真の土手と溝。
園路と都営アパートの間にあるのですが、こちらもNo.1829に登場した江戸氏の居城・喜多見城跡がすぐそばなので、一瞬、中世城郭の土堤-空堀のように見えてしまいました。
でもよく見ると溝の中には排水口が開いているので、ほんとに溝なのですね。
でも、それにしては用途が今ひとつピンと来ません。
敷地西側にあるグラウンドから、冬枯れの並木を眺めたところ。
そこで、左の方の梢になにかの鳥の巣があることに気づきます。
手持ちのコンパクトカメラで、精一杯ズームしたら、こんな感じになりました。
木の枝のほかに、青色や白色のワイヤーハンガーも多用されています(クリックすると、もう少し大きく見えます)。
よくカラスがハンガーを使って巣を作るという話を聞きますので、これもカラスの巣なのでしょうか。ちょうど都営アパートが周りに多いので、ベランダから失敬しやすいのかも知れません。
23区の外れまで来てみたら、色々と気になるものを見つけた喜多見公園でした。
(2018年2月訪問)
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