No.1802で登場した「島根」とNo.1803で登場した「六月」との間にあるので「島六」なのだろうと想像される島六ふれあい公園。
足立区のこの付近は、このような頭文字合成型の公園名の多発地帯です。
広めのエントランスを入ったところには、第8回足立区野外彫刻コンクール入賞作品である「創造と夢」(作:三木勝)が飾られています。住宅地の中の小公園にはちょっと不釣り合いなほどに立派な彫刻で、開園当時の気合の入りようが伺えます。
縦長の敷地の南端にあるエントランスを入ると、おおむね南半分が土敷きの広場、北半分が芝生地になっており、両方を8の字で囲むように周回園路が通っています。
しかし土広場には大型プランターが大量に並べられて、広場としての機能を著しく減退させる取り組みがなされています。
理由は、おそらくこれでしょう。
騒々しさに敏感な方の気持ちもわかるし、広い場所があればサッカーくらいしたくなる子供の気持ちもわかるし、いつも頭を悩ませる問題です。
「蹴りごたえはあるけれど音のしないボール」って、作れないものなのでしょうか。
まぁでも、この公園の場合は隣が老人ホームですので、そもそもの空間構成が悪いようにも思います。
どちらが先にできたのかは知りませんし、接道や防災など色々な理由でこうなったのでしょうが、老人ホームに直面する部分で賑やかにされては、トラブルが起きても仕方がありません。
北半分は、このような芝生の園地になっているので、これの範囲をもう少し広げて、広場を小ぶりにするような形が良いのでは、と思いました。
訪れたのは2月の冷たい雨がそぼ降る日でしたが、芝生園地の中に紅白の梅がきれいに咲いていて、なかなかのものでした。
言葉は簡単な「ふれあい」も、形にするのは難しいものだと感じた島六ふれあい公園でした。
(2018年2月訪問)
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