大阪と奈良との府県境にあたる生駒山は標高642メートル。その大阪側は標高100~150メートル付近まで住宅地が張り付いており、大阪平野から大阪湾までを望める眺望の地として知られています。
そんな石切駅周辺の住宅地の中にあるのが「天空(そら)の街公園」。付近は町名としては上石切町という戸建分譲地なのですが、分譲時は「天空の街」として売り出されていたのでしょうか。
ただ、公園は住宅地の一番山側の隅っこに設置されており、山裾の方に向けた眺望は建物の影に隠れてまったく期待できません。
住宅を優先的に配置していき、使い勝手や眺望の悪い場所を公園用地にしたことが読み取れます。
一方、山の方はすぐそこに迫ってきており、ここだけ見ると「天空」ではなく「山懐に抱かれた」公園という雰囲気です。
園内の構造としては、敷地の真ん中に円形のベンチ、その周りに足ツボを巡らせたサークルが目に付きます。
サークルに近づいてみると、今度は中央のドラセナ(多分)の貧相さが目に付きます。
そしてフェンス際には、揺れる動物遊具が並びます。
名前のインパクトと園内の様子に差がある天空の街公園でした。
(2017年12月訪問)
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