周りをJRと近鉄の線路に囲まれて、どこから入るのかも分からない公園なのでずっと気になっていたのですが(下図参照)、このたび王寺駅で乗り換える機会があったので、ちょっと覗いてきました。
近鉄線の北側の道を歩いていくと、線路の向こうに公園に繋がる階段橋が見えます。が、線路は越えられないので、いったん跨線橋に上ってから、階段の方に下りていかねばなりません。
ここが公園西側の出入口になります。
階段を下りて園内に入ると、近鉄線に沿って園路が続いています。
少し歩くと、気になっていた蒸気機関車がありました。雨風を避ける大屋根の下に保存されており、運転席は開放されていて乗り込むこともできます。
車体はD51-895号機で1944年(昭和19年)製造、1972年(昭和47年)廃車。おもに関西本線や草津線を走っていたものだということです。
運転席に乗り降りしやすいように、立派な階段も付いています。
各地には、檻のような展示スペースにただ置いてあるだけの展示も多いので、屋外の静態保存としては恵まれた展示状態だと思います。これも「鉄道のまち」として発展してきた王寺町ならではなのでしょう。
蒸気機関車の東には、小さな四阿とスプリング遊具のある小スペースがあります。
そして、その先にはプールがあります。幼児用の浅いプールと、25メートルのプールとがあるのですが、私が訪れた時は夏休み中だと言うのにお客が一人もいませんでした。
町民であれば使用料はタダだと言うことなのですが、いったいどうしたことでしょう。
こちらは20分後くらいに近鉄電車の車内から撮影した写真。やはり誰もいないので、ちょっと心配になってしまいます。
まぁでも、人が泳いでいるプールを外から撮影してインターネット上に掲載するのも問題がありますので、本ブログとしては人がいなくて良かったと言うべきか。
さらに東へ歩いていくと、赤い背景壁がよく目立つステージがある広場に出ました。
とは言え、このステージは奥行きが2メートルくらいしかないので、演者は横一列に並ぶしかありません。
木立に囲まれて、ラジオ体操にはちょうどよい感じです。
この広場の東屋の屋根には、王寺町のマーク入りのトンガリが載っかっていました。
最後は近鉄の盛土をくぐるトンネルが東側の出入口になっています。
冒頭に登場した西側の出入口(階段橋)もわかりづらいものでしたが、東側の出入口もなかなかのものです。(2017年8月訪問)
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