兵庫県丹波市(旧・山南町)を流れる篠山川の川床で、2006年(平成18年)に地元の愛好家の手によってティタノサウルス形類と考えられる恐竜の化石が見つかりました。これが通称「丹波竜」で、後に専門家の手によって新種と認められ、学名「タンバティタニス・アミキティアエ」と名付けられました。
これの発見場所に近いところにある物産販売施設・元気村上久下(かみくげ)の一角に、丹波竜の実物大モニュメントを展示した小公園があります。
公園の入口に立ち、県道やJR福知山線を見下ろしているのが丹波竜なのでしょう。
原寸大ということなので全長が約15メートルもあって大きいのですが、頭がはるか空の上にあるため、写真にすると迫力がないことこの上なし。
この巨大さでは、SNS向けの記念撮影も難しいところです。もう少し頭を低いところに持ってきて欲しかったと思うのですが、学術的に許されなかったのでしょうか。
そこで記念撮影用に、恐竜ベンチも置かれています。
恐竜の種類には詳しくないので適当ですが、アロサウルスとかティラノサウルスとか、獣脚類に含まれるものだろうと思います。
また、こちらは鎧竜とか曲竜類とかいうグループと思われる遊具。
ティラノサウルスの骨格は、盛土山を使った複合遊具です。
口がネット遊具、肋骨がトンネル、尻尾は滑り台、腕は崖登り遊具になっています。
滑り台の向こうの方に見えるのが、物産販売施設です。
公園のそばを流れる篠山川。この川岸のどこかから化石が発見されました。
緑と水に囲まれて、明るい雰囲気の丹波竜の里公園でした。
ちなみに、この公園は地域住民の方々が運営する施設の隣ですが、そこには展示などはほとんどありません(化石発掘体験ができますが)。
詳しい展示や化石のクリーニング作業などを見たい方は、約7キロ西に離れた丹波竜化石工房「ちーたんの館」へどうぞ。壁を突き破って飛び出してきた恐竜が目印です。
(2016年8月訪問)
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