京王・高井戸駅の北側に、細くうねった、見た感じでは水路跡のような細道が通っています。これを西に200メートルほど進んだところに、高井戸わんぱく公園があります。
公園は高井戸児童館と一体的になっており、建物の2辺に沿って鍵型の空間配置になっています。
そのうちの一辺側は遊具広場で、小ぶりな複合遊具、揺れる動物、砂場などがあります。施設内容としては幼児向けといったところ。
広場部分も建物に場所を取られて変形になっているため、小学生くらいが走り回るには、やや狭い印象です。
ところが困ったことに、この遊具広場からフェンス1つ隔てたところに区営アパートに付帯する遊び場があります。
区営アパートの遊び場はドッジボールくらいはできる広場、1ハシゴ2滑り部の滑り台、ジャングルジムなどがあって、小学生くらいをターゲットにしている施設構成です。意識的なものかどうなのか、わんぱく公園とはターゲットの住み分けができていると言えましょう。
それならば両方が繋がっている方が良さそうなものですが、間には強固なフェンスが横たわっており、一度道路に出ないと行き来ができません。
「施設の管理上、フェンスは必要なのです!」という答弁はわかったので、せめて出入口の一つくらいは開けて欲しいところです。
再び戻ってわんぱく公園。児童館の建物に沿ったもう一辺の側には、人工の流れがあります。訪れたのが6月だったため時期が早く、この時は水が止められていましたが、夏になれば子供の水遊び場になるようです。
ケヤキなどの樹が大きく育っており、木陰も多そうなので、水遊びにつきあう親御さんたちにも優しいのではないでしょうか。
窓が開いていたので、誰もいない児童館の中を覗かせてもらいました。
よくある児童館のイメージからすると相当大きな体育室では、バスケや卓球、一輪車などができるようです。HPによればほかにバンド練習のできる音楽室、ビリヤードができるプレイルーム、乳幼児向けの部屋などもあるそうなので、屋内・屋外が一体となって楽しめる場所になっているようです。
そして、なんだか凄いのが公園のトイレ。どうやら「地下に埋まっている家の煙突」という設定のようで、2本の煙突それぞれが男・女のトイレになっています。
この大きさの煙突が付いている家となると、2階建て以上の相当な豪邸のはず。それが地下に埋まっているだなんて、ポンペイも驚くほどの火砕流が押し寄せたのではないかと心配になってしまいます。
外壁の一部が崩れているのは、噴火に伴う地震の揺れで崩れ落ちたのでしょうか。
隣の児童館の建物も、元々は5階建てくらいだったのかも知れません。
おまけ.
杉並区名物の「バットを振り回す猫」も健在でした。
●杉並区による公園紹介ページ
(2016年6月訪問)
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