辞書によれば、沖縄方言の「かりゆし」は「めでたい、縁起が良い」などの意味を持つそうです。しかし沖縄ではかりゆしウェア、かりゆしホテル、かりゆし58など至る所で見かけるので、単に「めでたい」という状態を表すのではなく、「めでたくあれ」という願いが込められた言葉であるように思います。
なので、銘苅かりゆし公園も単に「めでたい公園」ではなく、「これから新しく開かれる町を祝う公園」として名付けられたのだろうと想像します。
全体的に草芝が敷かれた広場型の公園で、目立つ施設は白い東屋くらいです。
遊具は、こちらの回転遊具くらい。ベアリングが高性能で、回りだすとなかなか止まらないやつです。
もう一つ用途がよくわからないのが、こちらの物件。ポールの先に輪っかが付いています。
おそらくはバスケットボール的な遊びに使えということなのだろうと思いますが、それなら素直にバスケットゴールを置いてもらった方が良いようにも思います。
No.1115 傘松公園では、崖から数メートル離れたところにある輪っかに向かってかわらけを投げ「輪の中をかわらけが通り抜ければ幸運が訪れるかも?」という遊びをしましたが、これも意外にそういう感じの遊び方なのかも知れません。フリスビーを投げると面白いかも。
No.1115 傘松公園にあるかわらけ投げの的 |
また、この公園で目についたのは植木鉢。
沖縄ではよくあることなのですが、植栽された中高木の成長が悪く、道沿いでは5本に1本くらいしか育っていません。それを見かねて主のいなくなった添え木支柱に植木鉢を置いて回っている人がいらっしゃるようで、あちこちに植木鉢がありました。
そんな優しい人が住む那覇新都心は、1990年代に開発されたニュータウンの割には緑道・歩道が限られており、歩く楽しさが少ない街なのですが、時々公園の横に街区をショートカットする路地のような歩道が作られています。
この公園にもそれがあり、さらに車道の側は横断歩道状に石畳が敷かれて、人が渡る場所だということを示しています。
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