水前寺二丁目公園は、熊本市の中心市街地からはやや離れた落ち着きのある住宅地の中にある小公園です。
公園の敷地形状が非常にユニークで、街区の真ん中を貫いているというか、南側と北側、それぞれの通りに面した家並みがあって、それぞれの裏側がずっと細長く公園になっています。
そして冒頭の写真のように、南側の通りに面してちょうど家一軒分だけ間口が空いており、すごくいびつな凸型をしています。
公園から出た先も、同じような幅で駐車場など建物がない空間が続いていますので、おそらく堀か鉄道敷の跡地ではないかと思うのですが、まだ調べがついていません。
そして敷地内のほぼ全体が草っ原で、利用を促すための施設めいたものは、鉄棒くらいしかありません。
というか、鉄棒だけは2ヵ所にありました。同じように見えて微妙に異なるサイズになっているあたりに、鉄棒へのこだわりが伝わってきます。
と言いつつ、南側入口付近にある岩山は、岩が階段上に積まれて頂上まで登れるような構造になっているので、単に修景目的ではなく、石の山遊具として使って良いものだろうと思います。
最近の公園では安全管理の面からなかなか作れませんが、少し古い公園では、こうした土木的遊具を見かけることがあります。
小さいながらも幾つか気になるところが残る水前寺二丁目公園でした。
(2016年5月訪問)
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