「宇治郷(うじのごう)」は平安時代の辞書・和名類聚抄にも記されており、明治以前は宇治野村、宇治野町として続いていました。残念なことに、現在の町名には宇治や宇治野は残っていないのですが、宇治川という川が流れています。
この宇治川の下流の方にはNo.899 南宇治川小公園がありましたが、ここは川自体が地下化されて暗渠になっているため、川を感じることはありませんでした。
しかし中流にある宇治川公園は、川沿いにあって開かれた景色の楽しめる公園です。
と言っても、公園は丘陵裾と道路とに挟まれた細長い区域で、川は5~6メートルほど掘り下がった所を流れているため「川沿い感」はやや薄いところです。
さて実際の公園内ですが、じつは川沿いの細長い公園は、本ブログがもっとも苦手とするタイプです。それは施設が分散設置されているものの、一つ一つの拠点は小さく、写真を並べてみても特徴が表現しづらいからです。
例えば、健康器具のある一角、
とくに何もなくて園路が続いている一角(樹の下は傾斜地だが休憩園地として利用可能)、
モジャモジャのパーゴラ、
最上流にあたる遊具広場、といった感じです。
以前なら公園からガケを登った上に神戸海洋気象台があったので、それに絡めた内容も書けたのですが、阪神・淡路大震災の後に移転してしまいました。
公園から気象台の方に登る道もすべて閉鎖されていますが、最近になってマンションか何かの建設工事が始まったので、そのうちまた行き来ができるようになることを期待して、宇治川公園の記事を終えます。
(2016年1月訪問)
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