垂水区朝谷町は、1980年代のはじめに造成された戸建ての住宅団地で、もともとは垂水区下畑の一部だったものが開発に伴って町名が付けられたものです。
今は自動車専用道の第二神明道路で分断されていますが、かつては同じ下畑にあってNo.1120 清玄高倉公園で登場した溜池「(仮称)上の池」の方と行き来する道があったようで、いちおうその名残が、第2神明道路の高架下をくぐっています。
その様子をNo.1120でも引用した1975年(昭和50年)の空中写真で見てみると、この時点では自動車道の下を通って南北に行き来できる道がくっきりと写っています。
国土地理院「地図・空中写真閲覧サービス」より 整理番号・CKK7414/コース番号・C37B/写真番号・4/撮影年月日・1975/01/31(昭50) http://mapps.gsi.go.jp/maplibSearch.do |
現在は、No.1120から見ると下の写真のように一応通れるようになっているのですが、高架をくぐってしばらく進むと、私有地に突き当たって行き止まりになっていました。
ということで、今は直結する道がないため、第2神明道路を避けて30分ぐらい歩かないとたどり着かない朝谷町の朝谷東公園。すぐ隣には公園名を冠したバス停もあります。
遊歩道を含めて四方を道路に囲まれており、いかにも区画整理地という感じの整った形状をしています。
西端にパーゴラがあり、ここから公園全体が見渡せるます。
パーゴラにはフジが巻き付いており、訪れた時にはフジの実がたくさん成っていました。
パーゴラの目の前に、滑り台と砂場を配置することで、親御さんは日差しを避けながら砂場遊びを見守ることができます。
ブランコ、鉄棒は、よくある一般的なモデルですね。
全体的にいかにもありそうな仕立てなのですが、周りの住宅地の雰囲気にはよく合っていて、落ち着いた昼下がりの気配漂う朝谷東公園でした。
(2015年10月訪問)
0 件のコメント:
コメントを投稿