山手線の恵比寿駅の周りはビール工場の再開発でちょっとした都心のようになっていますが、少し離れると住宅地になります。伊達児童遊園地は、駅周辺から東へ坂を上ったあたりの、白金に通じる小洒落た住宅地の一角にあります。
1966年(昭和41年)の町名変更以前は「伊達町」という町名だったそうで、公園名に旧町名が残るパターンです。そして伊達町の名は、四国・宇和島伊達藩の下屋敷があったことに由来するそうです(宇和島といえば、ずいぶん前にNo.212 和霊公園を訪ねました)。
現在の伊達児童遊園地は、比較的最近に改修された様子です。周囲の道路が狭いので、改修にあわせて公園側がいくらかセットバック(敷地後退)させているように思います。
結果として、現状で200数十平米の小さな敷地の中に、滑り台、ブランコ、砂場などの遊具のほか、水飲み、ベンチ、自治会の倉庫、トイレ、自動販売機などが詰め込まれており、いささかゴチャゴチャとした印象です。
手前に見えるバリアフリーの出入口も、この小さな公園の中だと意外に場所をとってしまっている印象です。
公園管理の資金稼ぎ、公共用地の有効活用といった名目で公園内に自販機を置く事例は多いのですが、こんなに小さな公園では珍しいように思います。
設置する企業側がメリットを見出しているのですから、それなりに収益が上がるのでしょう。
その証拠というわけでもありませんが、工事の警備員風の方々が缶コーヒーを飲みながらくつろいでいました。
平日の10時過ぎにしては、利用者が多いのではないかと思います。
(2015年3月訪問)
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