ここ数回登場している宜野湾市真志喜地区の小公園は、「わかたけ」「いすのき」「あだん」など植物で命名されていましたが、今回は「シーサー」。
もうそれだけで、どんな公園なのかわかってしまいます。そう、私の大好きな、沖縄の巨大コンクリート遊具一本勝負型です。
シーサーの手下なのか、リスが園名板を持っていますが、奥にもうそれが見えています。
はい、主役はこちら。
公園全体の1/4くらいの面積を占める大きな砂場の中に、巨大なシーサー遊具。「名は体を表す」とはまさにこのことです。
現地で見た時には、まず「No.232 カママ嶺公園の巨大シーサー滑り台と似ているな」と思ったのですが、改めて写真を並べてみると違いも目に付きます。
本公園のシーサー(前から) |
カママ嶺公園のシーサー(前から) |
本公園のシーサー(後ろから) |
カママ嶺公園のシーサー(後ろから) |
■似ているところ
- 左前足と右後ろ足がびょーんと伸びて、それが滑り台になっている
- 口が開いて中から外を見ることができる
- 頭と尻尾の間(背中)がテラスになっている
■少し違うところ
- カママ嶺の方が、たてがみの造形などが細かい、
- 本公園のものの方が、小さな小窓や登り口など開口部が多い
- カママ嶺の方は口からも出入り可能だったが、本公園のものは柵がしてある
といった感じです。
こうして見比べてみると、こちらの方は開口部が多い(中が明るくなる)、柵が増えている(転落防止)、装飾が少なめ(経費削減)などの点から、同じ作者(メーカー)製で、カママ嶺のものの改良型として製作されたのではないかと考えます。
背中の上に登れるので、いちおう登ってみました。ステンレス製のツルツル滑る垂直梯子しかない上に、抜け穴が結構小さいので、大人には大変です。
登った先からは滑り台が繋がっておらず、ただ周りを眺めるだけの展望台になっています。
ほかの公園に行けばもっと目立てるはずのターザンロープも、シーサーの存在感の前では形無しのシーサー児童公園でした。
(2015年1月訪問)
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