本ブログでは普段はそうした小さな遊び場までは取り上げないのですが、ここファミール東灘壱番館の遊び場は、特徴的な整備内容が目についたので記録します。
その特徴とは、道路(歩道)と公園との間に柵がまったくないこと。
正確には前面道路には歩道がないので、マンション側が提供した公開空地が通路兼遊び場として、とくに境界を設けずに設置されています。
都市公園の場合は、多くの都市では整備基準があって柵と出入口を明確にしなければならないので(最近は、その基準を絶対視しないことも増えていますが)、それとの違いが目立つわけです。
通路と公園を一体化させたことで、小規模な公園でありがちな、植栽帯や柵にスペースを取られて、肝心の遊び場や休憩場所として使えるスペースが狭くなってしまうことを防いでいます。
藤棚の下の休憩場所やベンチも、公園、道路、住宅のどこからもよく目について、ご近所の方がちょっと立ち寄って井戸端会議などに使いやすい位置に置かれています。
もちろん柵がないことで飛び出し事故などの危険性は増すわけですが、交通量がそう多いわけではなく、むしろ公園内が丸見えになっていることでドライバーも注意するので、そんなに深刻にならなくてもよさそうです。
注意書きも行政のものよりもソフトで、親しみが持てます。
とくに「公園大好き!一同」というのがイイですね。これからも、ぜひ大好きなままでいて欲しいものです。
(2015年1月訪問)
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