兵庫県芦屋市の西部にあたる三条町は、六甲山の南麓、芦屋川の西岸にあって、現在は南向き斜面の瀟洒な住宅地となっています。その三条町の山裾に、三条公園があります。
資料には当たらずに書きますが、立地や敷地形状から見て、公園になる前は邸宅だったのではないかと思います。
この切石積み(邸宅時代の名残)と玉石積み(公園事業による整備)を無理やり繋いでいるところからも、それを感じます。
また、園内にあるソテツやマツも、邸宅の玄関っぽい雰囲気が出ているように思います。
それはさておき公園の姿ですが、敷地の大半を広場が占め、西端には地区集会所を置いて、集会所の周りに幼児向けの遊具を集めています。
集会所には公園利用者向けのバリアフリートイレや防災倉庫が併設されており、また屋根にはソーラーパネルが付いています。ある意味、コミュニティ、ユニバーサルデザイン、防災、省エネルギー&CO2削減など、現代の公園に求められる要素を体現した施設だとも言えます。
遊具は小さな複合遊具と砂場、そして泥遊び・水遊びに使える遊具。
両方に使えるかのように書きましたが、実際は泥遊びをすると水路が詰まってしまい、水遊びはできなくなります。悩ましい!
(2015年1月訪問)
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