京都の六条と七条の間にある東西の通りが正面通(しょうめんどおり)。鴨川や高瀬川には正面橋も架かっています。正面公園は、その高瀬川の正面橋のそばにある小公園です。
四方を道路に囲まれ、市街地にぽっかりと浮かんだような緑の空間になっています。
高瀬川に架かる正面橋から公園の方向を見るとこんな感じ。
京都市街地の古い公園に多い、コンクリートを多用した出入口と車止めが年季を感じさせます。
同じくコンクリート製のベンチは、脚部が見えなくなるほど沈下が進んでいました。これも年月の重みというべきものか。
園内には滑り台、砂場、ブランコ、パーゴラなど児童公園の標準的なものが一通り揃っています。
砂場の横に立てられている謎の電子機器。通称「ネコ除け」と呼ばれるもので、センサーで猫の動きをキャッチし、スピーカーから猫の嫌がる帯域の音を出して追い払うための装置です。
センサーのカバーが壊れて基盤が剥き出しになっていますが、まだ作動するのでしょうか?
施設的に目立ったものはありませんが、公園の内外にたくさんの花が植えられており、地域の皆さんに愛されていることが伝わってくる正面公園でした。
ところで、正面橋を渡って100メートルほど東に行くと、山内任天堂(現・任天堂)の旧社屋ビルがありました。ここで花札を作っていたのでしょうか。
(2014年12月訪問)
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